政治と宗教の話はするな、とはよく言われますが、このブログでもそういう話は避けるつもりでした。
いや、です。なるべく避けるつもりなんですけど、思わず書いてしまうようなことが。
いま、日付が変わって11月1日です。昨日10月31日は衆議院議員選挙の投開票日でした。
で、ですよ、以下の記事ですわ。
ようは、比例代表の方で、フルネームとしては存在しない「民主党」と書いてしまうと、「国民民主党」と「立憲民主党」に票が按分されてしまうということです。
つまり、私が仮に「民主党」とだけ書いて比例に1票を投じたとします。
で、選挙の開票が終わって、立憲民主と国民民主が7:3で得票していたとすると、私の1票は『立憲0.7票と国民0.3票』といった具合に按分されて集計される、というわけです(合ってますよね??)。
え?自分が意図した候補者・支持政党に正しく投票がされないケースってのは考えられますよ、確かに。ちゃんと正しく記入しなかったら、白票扱いになるかもしれないし、たまたま他の候補者名を間違って記入しちゃったらその人に票が入るでしょう。
ただ、「国民民主党に入れたい人は民主党って書いたのでもいいですよ」とあるので「民主党」と書いたら、自動的に自分が投票したくない党にも投票されてるって、そんな話絶対に許されない。
「いやいや、どっちも略称同じなんで」って、そんなん他にあります?
選挙って、「選ぶ」行為なんですよ。複数の選択肢から一つを選んで投票するわけですよ。
そこに、同じ名前で中身が異なる選択肢があるって、そんなんあり得ます??
もはやそれは「選ぶ」という行為を否定してるようなもんです。
なんか、これによってどちらの党に有利になるだのどーだのこーだの言っている人もいるようですが、どちらが有利になるとかは論点ではなく、どうでもいい話。無駄。
そうそう、さらに驚くことに、
同省によると、1992年参院選で当時の日本新党と国民新党が同じ「新党」という略称を届け出た例があるという。
30年近く前に同じことはあったらしい。
公選法改正しようぜ。しない意味がわかりません。
今回の場合、前回から引き続き略称を「民主党」として届け出た国民民主党と前回の「りっけん」から今回初めて「民主党」として届け出た立憲民主党という構図からすると、立憲民主党側に何らかの意図か落ち度があったと考えるのが筋であり、立民が責められても仕方がないところかもしれない。
がしかし、本当に責められるべきは国会議員でしょう。こういう事態が再度起こらないよう、略称の重複を禁じる軽微な公選法の改正をするだけでいいのに、それをしてないんだから国会議員が仕事をしてないということになる。
この問題、もっと深刻に議論されるべきだと思うんだけどなぁ・・・
現場からは以上です。
コメント