学校って、誰からでも気軽に批判されちゃうよね〜。
学校や教師を一般化して攻撃しておけば、まあ具体的に特定の人や組織を傷つけるわけでもないですし、SNSに投げればチープな共感が手軽に得られる。そして時にはバズる。
学校、超便利。
学校、超かわいそう。
されど、それが学校。
ほぼ全ての日本人が学校を出てるわけですから、共感もされやすいわけでして。
いやね、常に批判の矛先を探しているようなSNSの住人やマスコミにとってはホントに便利な存在です。
で、タイトルの話ですよ。
「そんなこと学校で教えてくれなかった!!」ってのは学校批判の鉄板ワードです。
あと、賢げな顔をして「いまの学校はダメだ。もっとこういうことを教えるべきだ!」とか、論理的に批判してる「風」なパターンとか。
で、どんなこと?
それは、人間関係のことだったり、お金のことだったり、処世術だったり、あるいは政治のことだったり。
当然ですが、こういう議論モドキをしているのは「大人たち」です。
さて。
これはあくまでも学校教育を終えて四半世紀生きてきた私の単なる感想なんですけど。
「そんなこと学校で教えてくれなかった!!」とか大人になっても言ってる人は、もし学校で教えてたとしても、ちゃんと勉強してこなかったと思うの。
学校でそこそこフツー程度に勉強してたような人は、大人社会で必要なことは大人になってからフツーに勉強して身に付けてるし、そんなのいちいち学校には求めない。
まあ、内容によっては本当に学校教育に組み込んだ方がいいようなこともあるんでしょうけど、そういうことは上記の文脈で語られるのとはちょっと違う。
結局、自分の現状に不満がある人にとって、一番楽なのは何かのせいにすることなんですよね。
まさにそういう人々にとっては、学校、超便利。格好のターゲット。
なお、同種の存在として「政治家」「公務員」等がございますので、こちらも併せてご査収のほど宜しくお願い申しあげます。
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